音とともに、こころが動きはじめる

「この子はじっとしていられない」
「ことばが出てくるのが遅くて」
「この子は何を感じているのか、ときどき分からなくなる」

ご家族から、そんな声をたくさん聞いてきました。でも私たちは、この場所で何度もこんな瞬間に立ち会ってきました。

ピアノの音にぴたりと耳を傾けた、その横顔。はじめて自分から楽器に手をのばした、あの目。

音楽には、ことばを超えて、こころにふれていく力があります。

窓辺のグランドピアノに向かって演奏するお子さん
本物のグランドピアノにふれる時間。

音は、こどもの最初のことば

ぐずっていたお子さんが、ピアノの音でふっと泣きやむ。体に力が入っていたお子さんが、メロディに合わせて呼吸を深くする。そんな小さな変化を、私たちはたくさん見てきました。

  • 集団の音楽療育

    隔週の土曜日に実施。本物のピアノやヴァイオリンにふれ、自ら演奏し、講師の演奏を聴いて楽しみます。ヴァイオリンの演奏に合わせて体を動かすのも、毎回のお楽しみです。

  • 個別レッスン(希望者)

    音楽大学出身の講師による、ピアノ・ヴァイオリンのレッスンを週3回、希望されるお子さんに提供しています。一人ひとりの「好き」を起点にした個別のかかわりです。

  • ことばの療育

    毎週水曜日、ことば音楽療法士による集団セッションを実施。リズムやメロディーに合わせて繰り返し発語することで、言葉の発達やコミュニケーションの力を育みます。希望者には個別セッションも行っています。

音楽療育は毎日行うものではなく、集団は隔週の土曜日、個別レッスンは週3回(希望者)という形で行っています。ふだんの活動の中に、音楽にふれる時間をちりばめています。

上手・下手はありません。音を「聴くこと」も「出すこと」も、ぜんぶ表現です。

音にふれる時間

  • 講師がそっと手を添え、鍵盤にふれるお子さん
    講師と一緒に、音を出すことからはじめます。
  • ヴァイオリンを構えて演奏するお子さん
    本物のヴァイオリンにふれる。集中する横顔。
  • 鍵盤に向かって笑顔で演奏するお子さん
    「できた!」がうれしい、ピアノの時間。
  • 講師に手を添えられながらヴァイオリンを弾くお子さん
    音大出身の講師が、一人ひとりに寄り添います。
床にすわって、みんなで音楽やことばの療育を楽しむ様子
集団のセッション。友だちや先生と、音を分かち合う時間。

音楽が、こころと脳を育てる理由

神経科学者スーザン・マグサメンの著書『アート脳』(2022)では、「アートや音楽は、健康・メンタル・集中力・記憶力・やり抜く力を高める」と紹介されています。とくに音楽は、聴覚・記憶・運動・感情にかかわる脳のネットワークを同時に動かすことが、近年の研究で分かってきました。

聴覚は五感の中でもこころに直接届きやすく、自律神経や情緒を整えるはたらきがあるとも言われています。

もちろん、お子さんの育ちはひとりひとり違います。「これをやれば必ずよくなる」ということは、私たちは決して言いません。ただ、音楽が持つ力を信じて、ご一緒できることを願っています。

まずは、遊びにきてください

相談・見学・体験は、すべて無料です。「ちょっと話を聞いてみたい」だけでも構いません。